いよいよ小学校生活最後の通知表となります。学習発表会、卒業文集等の取り組み、下級生への接し方などは書きやすいところです。学習内容も難しいので、それ相応のことでしっかり学んでいれば高学年らしい表現が伴ってくると思います。あとは、個人内評価としてこの1,2年でどれだけ頑張ったか、友達とどう過ごしたかということも肯定的に認めてあげたいところです。やさしさ、思いやり、礼儀正しさなど心の成長も見取ってあげたいものです。
さて、通知表の所見。200文字くらい文章量で子供の成長をより分かりやすく伝えるとなればやはり悩むものです。そこで、ここには所見を書く際の材料になるものを文例集としてまとめました。子どもの良さや学習の様子はそれぞれ違います。ここの文例をきっかけのひとつとして、より子どもに合った所見を書く際の参考にしていただければ幸いです。
『所見』の書き方基礎・基本
通知表の中でも、文章で子どもの様子を伝えるものが『所見』です。学校生活全般について書く「総合所見」「一般所見」の他、「総合的な学習の時間」「外国語活動」そして、次期学習指導要領の改訂からは「道徳」についても、今後は所見を作成することになりそうです。では、どのように書くとよいのでしょうか。初任者にとっては悩みどころのひとつになると思いますので、基礎基本まとめました。
よさや、成長したところを中心に書く
記録として子どもの手元に残るものになりますし、気持ちよく学期末を終えて次への励みにしてほしいものですので、「良いところ」「成長したところ」を中心に書いてあげます。「もっとこうしてほしいのに!」「~ができていないから困る!」と、子どもの課題をどうしても、どうしても書きたい場合は「~なれるともっと良くなるので、~のように関わっていきます」などと、前向きに表現するといいと思います。
そうね。でも、ほんと!あの子はもう少し家で見てもらわないと。これくらい書いてやってもバチはあたらないでしょ。あれもできてない!これもできていない!トラブルばーっかり!
分かります!保護者にもっと関わって欲しいと思う気持ち!ただ、それでも、「できませんでした。」「残念でした。」「困ります。」「なってしまいます。」などは使わない方が良いと思います。課題はあえて書かなくても保護者は分かっていて、むしろそれで悩んでいることも多いです。逆に、保護者が気付いていないような話であれば、通知表よりもっと早い段階で伝えて協力し合えるようにしたいものです。通知表で書かなくてもよいことは書かない。今の時代の「事なかれ主義」とも言われそうですが、思いが伝わらないと意味が無いですよね。
行事のことを書くなら「過程」を書く
運動会ではリレーの選手になりました。学習発表会では○○役となって…と書く人はいないと思いますが、それは保護者も見ていてわかっていることです。休み時間を使って練習したとか、友だちに励ましの声をかけていたとか、取り組む姿勢やその中での成長について書くとより良さが伝わると思います。
一文が長くなり過ぎないように書く
通知表の所見欄の大きさにも関わってきますが、「書き出し」+「生活面」&「学習面」+「まとめ」と、4文くらいになると思います。具体例も入れると効果的ですが、文が長くなり過ぎないように気をつけます。特に、同じ語句を2回も3回も使ったりしていないか気を付けるようにしています。私は徹底的にこだわり、一人の所見の中に同じ単語は2回出ません。やりすぎかもしれませんが、それだけ徹底しています。
※取り組み、立派、姿、~たり~たり。また、などは重複しやすいので特に気をつけます。
6年生前期(1学期)の所見
最高学年として過ごした半年の成長を伝えるのが前期の通知表所見。主な内容としては新1年生のお世話、運動会、委員会、クラブ、その他の全校行事などでどのように活躍したかを、学校全体や誰かのためにどう頑張っていたのかという視点を入れて書くとより6年生らしいと思います。
例えば、クラブでは「バスケットボールを~のように楽しんでいました。」もいいですが、それよりは「下級生も楽しめるように~のように活動していました。」の方がより6年生としての立場も尊重した書き方になります。ただ、必ずしもそういう活躍をしていない子がいるということもあります。本当にいろいろなお子さんがいますのでそういう点では苦労しますよね。
書き出し
- 最後まで粘り強く取り組むことができるのがすばらしいところです。
- 下級生に~や ~ を教える活動では、相手を褒めたり、笑顔で優しく接したりする姿が6年生らしくて素敵でした。
- 「学校のリーダーとして行動しよう。」という責任感が芽生えてきました。
- 5年生から努力を続けたことが実を結び、どの学習においても自分自身の思いや考えを積極的に伝えることができるようになってきました。
- 努力を重ね続けてきたことが実を結び、学習時間に積極的に自分の考えを表現できるようになりました。
- どの学習においても積極的に発表したり、自分を表現したりすることができるようになりました。
- どの学習においても課題への取り組みが早く、ノートには自分の気付きや考えがいくつも書かれていました。
- 学習時間の課題をしっかりととらえ、常に自分の考えをもとうとしているのがすばらしいです。
- 学習時間に、じっくりと粘り強く取り組むことができるようになってきました。
- 学習時間に積極的に自分を表現できるようになってきました。
- 常に自分の考えを明確にし、それを表現できることがすばらしいです。
- どんなに細かい作業でも、見通しをもって最後まで粘り強く取り組むことができます。
- どの学習においても、「まずはやってみよう!」と積極的にチャレンジできることはすばらしいです。
- 仲間の考えを上手に自分の考えに取り入れているのがすばらしいです。
- 語彙がぐっと増え、周囲の友達や先生とのコミュニケーションをとる機会が増えました。
- 誰に対しても優しくて思いやりのある行動ができるところが素晴らしいです。
- 学習した内容を次の学習に生かすことができることはすばらしいです。
- 資料をじっくりと読み取りそこから考えられることを解釈して表現する力があります。
- 友達と楽しく充実した学校生活を送っています。
- 学校を支える高学年らしい行動がたくさん見られました。
- どの教科においても地道に努力を重ねることができ素晴らしいです。
- 少し不安だと言っていた新1年生との関りも、活動を通して少しずつ慣れていきました。
- 見聞きしたことへの想像力を働かせながら学習する力が付いてきました。
- 教科書や資料をよく読んで必要な情報を集め、課題解決に向けて考える力が育っています。
- 何事にも信念をもち、明るく前向きに取り組むことができるよさが光りました。
- 日々の学習にも意欲的で、予習として事前に課題に取り組んだり、復習として授業の内容をまとめ直したりしています。
- 担任や友達の話もしっかりメモをとって整理しているので内容が充実しています。
学習面
- 学習してきた内容を上手に生かしながら考えをまとめることができていてすばらしいです。
- 学習では、疑問に思ったことは休み時間に質問して解決するなど努力しました。納得のいくまで考える力はこれからも大切です。
- どの学習の時間も、友だちの考えを聞きながら「なるほど。」と頷きながら話を聞いています。
- 学習時間は、常に次に何をすべきかを考えながら取り組んでいるため、切り替えがすばやくでき、すぐに次の活動に入ることができます。
- 国語のカレーライスの学習では、登場人物の心情の変化を文章中の情景や台詞、人物の行動などから読み取ることができました。
- 国語科の「カレーライス」の学習では、登場人物の会話や行動から主人公の心情の変化を読み取りノートにまとめることができました。
- 国語の「カレーライス」の学習では、主人公の台詞や情景から想像したことをノートや教科書に詳しく書き込み、全体交流の場で発言していました。
- 国語の「伝えられてきたもの」では、狂言の『柿山伏』の撮影に意欲をもって取り組み、動作や言葉を工夫して楽しみながら柿主を演じていました。
- 国語の「学級討論会をしよう。」では、事前に討論の流れを予想し、相手側の意見を受けとめながら主張をすることができました。主張する時の話し方も自信をもって言い切ることができました。
- 国語の学級討論会をしようの学習では、主張をより説得力のあるものにするために、反対派の意見を予想しながら主張の内容をまとめていました。討論の流れを予想しながら考えられるのはすばらしいことです。
- 国語の「漢字の形と音と意味」では、漢字辞典を使って情報を集め、分かったことを次々と黒板に書いて学習への理解を深めました。
- 国語では「いじめ」を無くすための意見文を書きました。社会で起こる問題を自分事として考える力が育ってきています。
- 国語の「カレーライス」では、登場人物の会話や行動から主人公の心情の変化を読み取り、子ども扱いされることに不満を感じる主人公に、「わかる!私も心配される。大丈夫なのに。」と共感していました。
- 国語の「私の一冊」では、「気持ち」について書かれた本を読み、自分は今までどうだったのか、これからどうしていくとよいのかということを交えながら、本を紹介しました。
- 国語の「学級討論会をしよう」では、より説得力のある発言ができるようにグループの友達と知恵を出し合い、相手の意見を予想しながら主張の内容をまとめました。
- 国語の「時計の時間と心の時間」では、筆者が提示する事例に対して、「確かにそうかもしれない、野球の時は…、でも…。」と、自分の経験と比較しながら、その主張に納得できるかどうか考え、理解を深めました。
- 国語の作文指導では、「こういうことを書きたいんだけど…」と、思いをもって質問することができます。
- 国語の作文では、世界で起こる問題は身近な問題の延長であると、説得力のある文章を書きました。豊かな表現力と力強い書きぶりに、高学年らしい頼もしさを感じました。後期の頑張りも期待しています。
- 算数の「円の面積」の学習では小数を含む複雑な計算を何度も解きなおしながら納得いくまで確認していました。
- 算数の「円の面積」の学習では、円の面積の求め方を活用し、複雑な図形の面積を求める方法を考えました。ノートを提示しながら説明すると、学級の仲間からも「なるほど。」という声が上がっていました。
- 算数の「角柱と円柱の体積」の学習では、底面積を活用した体積の求め方を詳しく説明していました。
- 算数の学習では仲間が考えた方法に「そうか!」とつぶやいている姿をよく見かけます。友だちの考えをしっかりと理解し、なおかつ自分の考えに照らしながら考えていることが分かります。
- 算数の「およその面積の求め方」の学習では、間違った問題も式や自分の計算方法を見直しながら何度も計算を繰り返して確認していました。納得できるまで取り組む姿勢は大変すばらしいです。
- 算数の「分数のわり算」の学習では、線分図を活用しながら計算方法を発表しました。資料を提示しながら発表できるようになったのは大きな成長です。
- 算数の分数のわり算の学習では逆数にしてかけ算にする理由を教科書や友達の考えを参考にして発言していました。様々な考えを吸収して考えをまとめられるのがすばらしいです。
- 算数の「速さの表し方を考えよう」の学習では、分かっている情報を上手に活用しながら速さを求める方法を説明していました。学習の終盤では「距離に道のりをかけるとわかると思います。」とまとめとなる発言をしていました。
- 算数の学習ではグループの仲間が考えた方法に「私もそう考えてた!」と話している姿をよく見かけます。友だちの考えを受け止め、自分の考えに照らしながら考えていることが分かります。
- 算数の対象な図形の学習では、対応する点と対称の軸との関係を考えながら作図しました。
- 社会の学習では、貴族の生活に興味をもち、教科書や資料を活用しながら、時代背景を予測して活動しました。調べながら、自分の考えを組み立てることができることは大変すばらしいです。
- 徳川家の政策の学習では、「大阪に大名を置いてる。織田の時と同じだ!」とつぶやいていました。それぞれの時代のつながりを意識して学習に臨んでいるのが大変すばらしいです。
- 社会科の江戸時代の学習では「キリスト教の抵抗を恐れたんじゃないかな。」と鎖国の意図を資料から読み取りながら発言していました。
- 社会科では、「ねこねこ日本史では…」と、知っていることと結びつけながら考え、理解を深めています。
- 社会科の「江戸時代」の学習では、教科書や資料集を活用し、なぜ幕府は鎖国を行ったかをノートにまとめました。宗教的な側面だけでなく、貿易に関わる観点にも着目し発言していました。資料から読み取ったことを表現できることは素晴らしいです。
- 社会科の「江戸時代の教育」の学習では藩校が行った教育に注目し、「より優秀な人を育てて、力を高めようとしたんだ。」と資料から読み取ったことを発言していました。
- 社会の「江戸時代」の学習では、交通網の発達が著しいことに注目し、「これだけ発達してたらいろんな所の特産物が手にはいるね。」と、発言していました。資料を活用し、そこから見えてくることを発見できるのはすばらしいことです。
- 社会の「江戸時代」の学習では、なぜ徳川家光は参勤交代を行ったかについて考え、幕府の意図について詳しくノートにまとめました。参勤交代に必要な金額を資料から見つけ出し、より根拠を明確にして考えをまとめていました。
- 社会科では、歴史上の人々が目指したことを、根拠となる資料や前の時代までの事例を紹介しながら分かりやすく説明することができました。
- 社会科の江戸時代の学習では、農民が年貢を納めている様子がわかる資料から、身分の上下関係がはっきりしていたことを予想しました。「当時の農民はかなり重たい税を課せられていたんだ。」と本質に関わる発言をしていたのがすばらしいです。
- 理科の「土地のつくりと変化」の学習ではグループの仲間と相談しながら考えをまとめ、「地層が出来るには川が関係しているんじゃないかな?」と学習の本質に迫るつぶやきをしていました。
- 理科の「植物の体」では、「水の通り道なんて考えたことがなかったけど、予想と結果が違って驚いた。」と、観察結果を振り意欲的でした。
- 図工の「表し方を工夫して」の学習では、デザインした下絵の細部にまでこだわりをもって描き、色のバランスや全体の構成を考えながら着色していました。
- 家庭科の「楽しくソーイング」では、仕付け縫いやアイロンがけをしっかりと行い、返し縫もまでしっかりと施してエプロンを上手に仕上げました。昨年の経験を生かすことができていて立派です。
- 家庭科の「いためて作ろう」では、班の仲間と協力して朝食作りに挑戦しました。人参を上手に切って素早く炒め、おいしい野菜炒めが出来上がりました。
- 鉄棒や水泳では、運動のポイントを自分なりに解釈して周りに伝え、そのアドバイスをきっかけにできるようになったという友達もいて感謝されていました。
- 体育の逆上がりでは、周りの声に励まされながら何度も練習することで成功する回数が増えました。あきらめずに頑張る姿勢は、みんなにとってもよい刺激となっています。
- 体育の「水泳」では、「今年初めて25m泳げるようになった!」と、とても嬉しそうでした。アドバイスをよく聞き、自分でもよく考えながら練習をした成果が実を結びました。
生活面
- 様々な活動の中で、周りの友達にも気を配り自分の役割を自覚して行動できることがとても素晴らしいです。
- 学級の係活動では体育係を担当しました。学習用具の準備や後片付けなど、自ら率先して動き、てきぱきと仕事を進めていました。
- 学級の係活動では「くばり係」を担当し、担当の日には忘れずに配布物を配っていました。責任感の強さを感じます。
- 給食時間や休み時間には休日の出来事やこれから先に楽しみにしていることなどを積極的に話しています。
行事・委員会・クラブ・異学年交流等
- 1年生のお世話活動では、目線の高さを合わせてやさしく声をかけている姿がたくさん見られほほえましく思いました。
- 入学したての1年生との交流では、お世話をする期間が過ぎた後も1年生の教室に行き、困っている子がいないかを気にかけていました。自ら行動を起こす姿勢は大変立派です。
- 児童会活動では保健体育委員会を担当し、校内の石けんの補充などの学校を支える仕事を率先して行いました。
- 環境委員会の委員長に任命され、リサイクルの大切さを伝えるポスターを作成して全校に呼びかるなど、責任感をもって仕事に取り組んだことは大変すばらしいです。
- 委員会では放送委員に挑戦し、校内放送で全校を楽しませる放送をしています。時間や曜日を把握して仕事に取り組む姿から、責任感の高さを感じます。
- 修学旅行では生活係を担当し自主研修のマナーを考えました。一般の観光客のことも配慮したルールを考えたことで自主研修は全員が楽しめるものとなりました。
- クラブ活動では周りの6年生に、「~するよ!」と進んで呼びかけ、自分から率先して動きました。下級生が安心して楽しく活動することができ本当に頼もしいです。
- 1年生のお世話活動では、困っていることはないか優しく声をかけ、学習用具の準備や名札付けをしていました。
- 読み聞かせをする時には、後ろの方までよく見えるかどうか気にして本の持ち方を工夫するなど、係活動などで培った経験を生かし、6年生らしく立派に役割を果たしました。
- 委員会では、集会に向けた準備を念入りに行っていました。休み時間を使って最終確認をしたり、他の委員に声をかけたりするなど、活動がうまくいくように自ら考えて行動できるところが素晴らしいです。
まとめ
- 後期の活躍も期待しています。
- これからも一つ一つの学習を、丁寧に一歩ずつ進めていくことで自信を高めていってほしいと思います。
- 後期もこのような優しさから、あったかい姿がさらに増えていくことを期待しています。
- 後期もこの力をさらに伸ばせるよう関わっていきます。
- この積み重ねがこれからの成長にもつながっていくと期待しています。
- 後期もよい学びを重ねながら成長する姿を期待しています。
- 後期もこの意欲的な姿を応援し、更に成長できるよう関わっていきます。
- 後期もこの向上心を大切にしながら、更に実力が伸ばせるよう関わっていきます。
- 後期も自信と実力が更に伸ばせるよう関わっていきます。
- 後期も充実した学びができるよう関わっていきます。
- 後期も世の中に広く目を向け、学びを深めることを期待しています。
- 後期も友達とたくさん関わり、よい経験を重ねながら成長する姿を期待しています。
6年生後期(2・3学期)の所見
いよいよ小学校生活最後の通知表となります。学習発表会、卒業文集等の取り組み、下級生への接し方などは書きやすいところです。学習内容も難しいので、それ相応のことでしっかり学んでいれば高学年らしい表現が伴ってくると思います。あとは、個人内評価としてこの1,2年でどれだけ頑張ったか、友達とどう過ごしたかということも肯定的に認めてあげたいところです。やさしさ、思いやり、礼儀正しさなど心の成長も見取ってあげたいですね。
書き出し
- どの学習でも友達と楽しく学び合う姿が見られました。
- 学習課題に対して想像力を働かせながら考える力が付いてきました。
- 教科書や資料をよく読んで必要な情報を集め、課題解決に向けて考える力が育っています。
- 決められた時間内に情報を整理し、意見をまとめる力が伸びてきました。
- 出前授業での学びを普段の学習にも生かすなど、物事を関連付けて考える力が育っています。
- 想像力を働かせながら自分事としてとらえ、思ったことを表現することができ素晴らしいです。
- 日々の予習や復習を欠かさず行い、どの授業でもめあてをもって学習に臨むことができることも素晴らしいです。
- 自分の考えを述べる際には、周りの話をよく聞き、事前に話す順序を考えることで、分かりやすく伝える力が伸びてきています。
- この1年で、文章を書く力が随分と伸びました。
- この1年で、自分の考えを効果的に伝える文章力が身に付きました。
- 1つのことに集中して、深く調べていける力がすばらしいです。
- どの教科でも、自分の生活経験や学習経験と結び付けて考え「~の時と同じように」「前にも~があったけど」と比較しながら発表することができ大変立派でした。
- この2年間を見ていて、素直さと地道な努力で、人はこんなに成長するものなのだと実感しています。
- 一貫して、「人の役に立てるような人になりたい。」という夢をもっていて、その思いは日常の学習や行動にも表れています。
- 明るく社交性に富み、担任にも放課後や休みの日の思い出をたくさん教えてくれました。
- 何事にも勇気を出して挑戦する向上心が見られ、学習や行事にも主体的に取り組んできたことが多くの成長につながりました。
- 自分で思い描く理想に向けて粘り強く取り組み、自信をもって表現する力が伸びています。
- 自分が納得できるまで物事を追求する姿は素晴らしいです。
- 意見を交流する場面では周りの友達の話をしっかり聞き、自分の考えをもてることが増えてきました。
- 男女や学級、学年の違いなどにこだわらず、誰とでも分け隔てなく接することができるところが本当に素晴らしいです。
- 誰とでも分け隔てなく接することができ、友達と協力して様々な活動を進めています。
- 友達のよいところを見つけ、それを目標に努力を続けることができます。
- グループでの話し合いでは、課題解決に向けて自分の意見を述べるばかりではなく、友達の意見もよく聞いて比較したり補ったりしながらまとめる力が付いてきました。
- 集団の中で、互いのよさが発揮できるように自分ができることを考えて実践しようとする姿勢が育っています。
- 手を挙げて発言するときはもちろん、班での話し合いでも積極的に意見を述べることができています。
- まずはやってみたいという前向きな気持ちが自らの学習の機会を広げることにもつながっていて立派です。
- 思ったことを主張するだけではなく、自分なりに準備をして根拠をもって意見を述べられることは素晴らしいです。
- 授業で挙手をして発言をしたり、休み時間に友達と雪中サッカーをして遊んだりするなど積極的に仲間の輪を広げていきました。(転校生)
- 分からないことは友達や担任に聞いて確認をするなど自ら行動することで新しい環境にも慣れていきました。(転校生)
学習面
- 授業では、進んで手を挙げて発言するときはもちろん、班での話し合いでも分かりやすく伝えられるようによく考えて話し、学習の本質に迫る意見を述べることができています。
- 授業では自分の考えを的確に述べることができ、よく考えながら話を聞いていることが分かります。
- 授業では声をかける前に考えをノートに書いたり、友達と課題に沿った意見交流をしたりするなど学習に参加する意識が高まっています。
- 気になることがあれば家庭学習として調べてくる姿勢が素晴らしく、自ら学びを深める力が伸びてきています。
- どの教科においても、地道にこつこつと努力を重ねることができることはすばらしいです。
- 学習では、「もっとできるようになりたい。」という向上心をもち、自分で目標を決めて課題に取り組みました。
- 学習では、考えをノートに書いたり言葉で表現したりしながら思考を整理し、話し合いで論点が逸れたときには、より建設的な結論が出せるように意見を述べていました。
- 過去の学習を関連付け、様々な角度から物事を考える力が育っています。安易な結論に結びつかないように自分の意見を述べられることは素晴らしいです。
- 学習では、難しそうな課題でも勇気を出して、まずは少しやってみるということを続けてきました。
- 向上心をもって学習することができ、習った漢字を適切に使って文を書く力もかなり付いてきました。
- 国語「わたしと本」の学習では、本は「友達」のような存在であるということを、2つの理由を挙げて主張しました。
- 国語「わたしと本」の学習では、他の単元で学習した「反論」を入れるという工夫を使い、多くの友達から構成や表現がすばらしいとコメントをもらいました。
- 国語「わたしと本」の学習では、本は「夢を与えてくれる存在」という主張文を書きました。読み手に共感してもらえるよう、序盤は語りかけや問いかけを使い、終盤は「~なのです」と断定的で強い意志が感じられる工夫をしました。
- 国語の「やまなし」では、作者の生き方や考え方をもとに、物語の中の抽象的で分かりづらい表現を読み解きました。根拠を明らかにした読取は見事でした。
- 国語『風神雷神図』の学習では、風神、雷神の様子に躍動感があることを「しゃべっているかのように思える」「この絵は生き物のようだ」と表現しました。感じたことを豊かな言葉を使って書き表すことができました。
- 国語『風神雷神図』の学習では、初めに問いかけを入れて、読み手に考える視点を与えたり、あえて反論を入れることで、自分の解釈の根拠が際立つようにしたりと説得力のある文章を書くことができました。
- 国語「風神雷神図を読む」の学習では、登場人物の表情から2人の関係を分析し、具体的な説明が入った分かりやすい鑑賞文を書き上げることができました。
- 「~どころか~である。」「躍動感が感じられる」といった表現の工夫も見られ、文章を書く力が伸びてきていることを感じました。
- 国語の「風神雷神図」の鑑賞文の学習では、「~でしたよね。」と語りかける書き方の工夫をし、読み手をひきつけました。文章を書く力に伸びが見られました。
- 国語「平和について考える」の学習では、「いじめ」について具体的な事例を示して考えを主張することができました。聞き手に語りかけるような口調で堂々とスピーチしている様子に感心しました。
- 国語「平和について考える」の学習では、本やインターネットで戦争についての資料を集め、具体的な事例を示して考えを主張することができました。「みなさんなら~」と聞き手に語りかけるようにスピーチができて立派でした。
- 国語「平和のとりでを築く」の学習では、戦争について、本やインターネットで調べたことをもとにして、意見文を書くことができました。「つまり」「例えば」と資料から読み取ったことを自分の言葉に置き換えて説明していたところが感心しました。
- 国語のスピーチの学習では、単純に核兵器を批判するのではなく、原子力の有効な活用を提案しました。物事を多面的に捉えていることに感心しました。
- 国語の学習では、話題提示、問いかけ、具体的事例、反論、まとめという見事な文章構成と巧みな表現力で、主張がよく伝わる意見文を書くことがました。
- 国語の「自然に学ぶくらし」では、筆者が挙げる事例について、「限りある資源を大切にしなければならない。自分も頑張ろうと思った。」と、その考えに共感していました。
- 国語の「自然に学ぶ暮らし」では、筆者の考えについて知識や経験と照らし合わせながら読み、自分の意見をもつことができました。
- 国語の「自然に学ぶくらし」では、「トンボに学んだ風力発電を実現すると停電対策ができるのではないか。」と筆者の意見を発展させて考えるなど、高学年らしい思考の成長も感じました。
- 漢字の活用力に長け、未習の漢字でも調べたり聞いたりして積極的に使います。意識の高さが、知識の獲得につながっています。
- 文章構成力と豊かな表現力は、読書量の多さとつながっていると思いました。この1年で、文章の書き方を習得し、苦手意識を払拭できたことが大きな自信になりました。
- 算数では、積極的に練習問題に取り組み、難しい問題は担任や友達にも聞きながら納得のいくまで追求していました。
- 算数では、自分で描いた図形を何度もチェックしたり、解き方を意識して復習したりすることで、少しずつ理解が深まってきています。
- 算数では、図形の描き方や面積の求め方についていろいろなパターンの問題を解くことで少しずつ慣ていき理解を深めてきました。
- 算数では、「文章問題は読み取るのが苦手だけど頑張る。」と、自らの課題を意識して練習問題に取り組んでいます。
- 算数では文章問題の意味を理解して正しく立式し、素早く計算することができています。
- 「図形は向きが変わると難しい。」と、自らの課題を意識して学習できることも立派です。
- 社会では、調べた内容ごとに分類し、関係性を矢印でつないで表したり、キーワードを色で強調したりと、振り返りに活用できるすばらしいノートになりました。
- 社会では、教科書や資料集を根拠にしながら学習課題に対する自分の考えをもつことができています。限られた時間で情報を整理する力はとても大切です。
- 社会のポスター作りでは、複数の資料を比較しながら、戦時下の日本の様子の推移を分かりやすくまとめました。自分の考えが伝わる写真や資料を的確に選ぶことができるところがすばらしいです。
- 戦国武将についての学習では、それぞれの武将の取組を「政策」という観点で比較しながら調べ、違いを明らかにして説明することができました。
- 社会では、戦時中や戦後の国民の生活を知ることで、戦争は二度としてはいけないということを強く感じていました。
- 社会科では、戦後の日本が劇的に経済成長を成し遂げたことを知り、当時の人の活躍や苦労に思いを馳せていました。
- 社会科では、終戦からわずか20年ほどでオリンピックが開催できたことに驚き、先人の苦労や努力に思いを馳せていました。
- 社会科では、「戦争は関係のない国民の命を奪うので絶対にしてはいけない。」と学習を振り返り、高学年らしい思考の成長も感じました。
- 社会科では、日本国憲法の三大原理のひとつである国民主権について考え、選挙で投票をすることが政治に参加することにもなると気付きました。
- 社会科では、戦争や戦後の苦しい時代を乗り越えて今があることを知り、先人の苦労や努力に思いを馳せながら現代の生活についても考えることができました。
- 社会「くらしと政治」の学習では、三権分立について戦前の政治と比較しながら考え、権力が偏らないようにする仕組みやその意味に気付きました。
- 理科の学習では、積極的に実験に取り組み、なぜそのような結果になったかを図と言葉で分かりやすくまとめることができました。
- 理科「つりあいとてこ」の学習では、複数の実験結果をもとに「これらの結果から~ということが言える。」と総合して考察を書くことができました。事象を整理して表現する力があります。
- 理科の「てこのはたらき」では、力を加える位置や大きさなどを変えながら調べ、結果について話し合うことでてこの仕組みや働きの規則性を見つけることができました。
- 理科の「てこのはたらき」では、力を加える位置や大きさなどを変えながら調べたことを表にまとめて話し合い、てこの仕組みや規則性を見つけることができました。
- 「もしも~だとすると」「~なので~といえる」と具体的な例を出して、実験結果をまとめたノートは、いつもみんなのお手本になりました。
- 理科「つりあいとてこ」の学習では、目的に応じて条件を制御し、実験を正確に進めることができました。また、結果を分かりやすく表に記録したので、てこの規則性をすぐに見つけることができました。
- 理科「つりあいとてこ」の学習では、力点や作用点の位置に着目して実験計画を立て、物を持ち上げるときの手ごたえの違いを調べました。実験結果を受けて、「~も同じようになるかやってみよう。」と意欲的に取り組む姿に感心しました。
- 理科の実験や家庭科の実習、出前授業などの体験的な学習では、よい気付きをたくさんしています。
- 調理実習では、調理をしながら片付けの手順まで考える手際の良さで、友達から一目おかれていました。
- 図工で絵を描くときや国語で作文を書くときは、途中で行き詰ってしまい一緒に取り組むことが多くありましたが、今年は自分の力で仕上げる部分がとても増えました。
- 表現力がさらに伸び、図工では、豊かな発想力に加え細部まで丁寧に仕上げることで多くの友達に作品のよさが認められていました。
- 体育のバスケットボールでは、パスをもらいやすいコースを瞬時に判断して動き、大活躍しました。
- 保健の「病気の予防」では、学級のみんなの前で生活習慣の大切さについて熱く語り、深く考えている姿に養護教諭も感心していました。
- 家庭学習の仕方をアドバイスすると、すぐに実践して自分の力を高めようとする姿勢も素晴らしいです。
- プレゼンテーションは根拠が明確で分かりやすく、資料を提示しながら聞き手に問いかけるように話すので、みんなの心を引き付けて納得させることができます。
生活面
- 家庭学習では、復習の習慣が身についてきたので、今後も継続して取り組んでほしいです。
- 男女を問わず誰とでも仲よくでき、自分から楽しい話題を投げかけることができるので周りにはいつも笑いがありました。
- 毎日教室や靴箱の整理整頓、点検を欠かさず行ってくれたおかげで、みんなの整頓の意識が高まりました。
- よいと思うことは進んで行い、実際に試してみるという行動力が素晴らしいです。
- 転校してきたばかりの友達にも積極的に声をかけていたので、その友達の緊張がほぐれて安心して通えるようになりました。
- 休み時間は友達と誘い合いながら活発に体を動かしていることも素晴らいしです。
行事・委員会・クラブ・異学年交流等
- クラブでは、段取りを前もって考え、準備を進めました。「とても頼りになる」と担当の先生が教えてくれるほどでした。
- 放送委員会では、インタビュー番組を作りました。練習や準備がしっかりできているので、作業がスムーズに進みました。見えないところで努力しているところがすばらしいところです。
- 委員会活動では、委員長をサポートし、見通しをもって仕事を進めてくれたと担当の先生が誉めていました。
- 環境委員会では、「先生、放送で知らせた方がいいですよね。」と自分から提案してくれたと、担当の先生が感心していました。
- 卒業式の歌の伴奏もその努力のおかげで合唱をリードする曲想豊かな演奏になっています。
- 1年生と手をつないだりおぶったりしてかわいがり、休み時間に遊びに来るほど、慕われてました。優しい表情で1年生に接する姿は、最高学年として立派なお手本になりました。
- 1年生のペースに合わせて鬼ごっこで走ったり、1年生に寄り添って本を読んであげたりするやさしい姿に感心しました。
- 学習発表会では自分たちでイメージに合った台詞の言い方を工夫し、休み時間にも積極的に練習しました。
- 学習発表会での裏方の仕事、まとめの会に向けてのものづくりでは、指示がなくても臨機応変に判断して動いてくれました。
- 卒業式に向けての歌の練習に意欲的に取り組み、澄んだきれいな歌声で低音パートをリードしてくれました。
- 卒業への取組では、奉仕係の中心となって活動を企画しました。仕事分担表を作ったり、放送で全校にお知らせしたりと、先の見通しをもって自主的に仕事を進めていたのが立派でした。
- 学習発表会や卒業式に向けての合唱練習では、活動の目標を友達と話し合い、その実現のために積極的に声を出しながら練習を進めていました。
- 1年生との交流会係となり、楽しい遊びを企画しました。率先してマイクを取り、会をスムーズに進めてている姿から、責任感の強さと頼もしい推進力を見ることができました。
- この2年間、書記局の中心となり、本当によくやり遂げました。大きな自信になりましたね。
- アイディアをたくさん出すことはもちろん、友達の意見をよく聞きながらよりよい方法を探り、周りの人のことを気にかけて企画する力が育ってきています。
まとめ
- これからも自信をもって様々なことに挑戦してほしいです。
- 中学での活躍も期待しています。
- 中学校でも、その力を発揮してほしいです。
- やさしい人柄から、男女を問わず慕われているので、中学校でも友達をリードしていってほしいです。
- 家庭学習の習慣も付いてきています。「継続は力なり」ですので、中学校でもがんばってほしいです。
- 責任感が強く判断力もあります。中学校でも活躍してほしいです。
- 中学校に向けて、準備はばっちりです。
- 中学校でも仲間とのよい学びを重ねて成長する姿を願っています。
- 中学校でも仲間との関りを大切にしながら夢に向かって進んでいくことを願っています。
- 中学校でも自分のよさに自信をもって成長し続けていく姿を願っています。
- 中学校でも、力をさらに発揮し、ますます成長していくことを期待しています。
- 中学校でもこの意欲的な姿を大切にして成長する姿を願っています。
- 中学校でも自分の力を存分に発揮して将来の可能性を広げてほしいと願っています。
- 中学校でも自分から参加するという気持ちをさらに高めて、楽しい経験を重ねてほしいと願っています。
- どの教科もどの活動でも十分な力を身につけていますので、自信をもって中学校でも活躍してほしいです。
- いつでも期待を遙かに超える働きぶりで太鼓判を押して中学校へ送り出すことができます。
- 行事では自分の役割を見つけて進んで参加しようとする態度が育っていますので、中学校でもよい経験を重ねながら成長する姿を期待しています。
- 人柄のよさと自分の成長に自信をもって、これからも学業に励んでほしいと願っています。
- 中学校でも充実した日々を過ごし、将来の夢に向けて可能性を広げていくことを期待しています。
- 日頃の会話や行動から家族や友達のことを大切に思う優しい気持ちが伝わってきますので、中学校でもこのよさを大切にして、将来の夢に向けて歩んでいくことを期待しています。
- 自分でめあてをもって学習に取り組むことが増えたので、中学校でも向上心を大切にして成長していく姿を期待しています。
- 中学校でも持ち前の行動力と豊かな発想を生かし、自信をもって活躍する姿を期待しています。
- 小学校での学びを生かしてさらに成長する姿を期待しています。
- 今後も小学校で培った力をさらに磨き、自信をもって活躍する姿を期待しています。
- この出会いをよいものにして、中学校でも頑張っていってほしいと願っています。
通知表を書く時の便利ツール、参考資料
通知表がパソコンで印字されるのであればなおのことですが、「文字数」を意識することが必要になってきます。いちいち考えていられませんので、簡単な数式で文字数をカウントする方法を紹介します。